carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

AFINIA H400を購入しました

■概要
人生で2台目となる3DプリンタAFINIA H400Amazonリンクで購入しました。

いままで、2年以上ボンサイラボさんのBS01+を利用していましたが、流石に2年以上前の製品なので限界も見えてきて新しいのが欲しくなってしまいました。
そこで、ファーストインプレッションを紹介したいと思います。あくまで個人的な見解です。

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開封とセットアップ

クイックガイドなる簡易マニュアルが同封されていますので、簡単にセットアップすることができます。

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少し困ったのは、輸送用のクッション材を取り出す指示があるのですが、簡単に取り出せません。
昇降するステージをゆっくりと手で持ち上げて隙間を作ってから引き出さないと取り出せなかったので、一番最初にハマるかもしれません。(②と③がステージの下で完全に挟まれています)

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他の水平調整や、Wi-Fiの設定も特に問題なく設定できました。最初から本体の設定は日本語にセットアップされていました。

ノズルとステージの距離の自動キャリブレーションは非常に便利ですね。これ失敗するとステージの食いつきが悪くて、もじゃもじゃになるプリンタあるあるになりますからね。あと本体のタッチパネル液晶も良いです。反応も悪くないし、結構作り込んでいる気がします。

■プリントアプリ
3Dモデル(STL)をプリントするためのスライサーアプリ Afinia Studioが用意されています。
ネットからダウンロードして利用します。最初にメールアドレスを要求されますが、特にメールに連絡が来る訳でもなく、単にいたずら防止のためかもしれません。

MAC版とWin版(32bit/64bit)が用意されていました。
MACとWin両方とりあえずInstallしてみましたが同じように利用できますが、Win版の方が少しだけ新しい気がします。

ただ、このスライサーアプリは機能がかなり少ないです。ほとんどお任せ状態です。逆に言えば細かい設定をせずとも綺麗に出力できる自信があるからかもしれません。ただ、少し残念なのはサポート材の出力プレビューが表示できないことです。ラフトの表示はされるのですが、サポートは表示されないみたいです。サポートのプレビューを見て、付ける/付けないを判断する場合も多いので、プレビューは欲しいんだけどなぁ。
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私の場合、Fusion360モデリングして、それをプリントすることが多いので、出力時にAfinia Studio指定しておけば、ダイレクトにSTLを橋渡ししてくれるので少し便利になりました。今までは、USBにSTLを保存して・・・他のPCに入れて・・・みたいな不便なことやってました。

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■出力品質
3Dプリンタで良くみかけるルークを最初に出力してみました。本来サポート無しで出力すべきところを有りで出力していたので、チョット変なサポートが残ってしまいました。サポートは割と綺麗に剥がれるので良さそうです。

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あと、エッジが立つというか、角がしっかりと出力されて垂れが少ないので仕上がりが綺麗ですね。

一応動画も。


■総括
前のBS01+と同等の金額でこの品質であれば、コストパフォーマンスとしてなかなか良いのではないでしょうか?初めて使う方でも、多分トラブル無く使えると思います。ここ2,3年間で3Dプリンタは値段も手ごろになって品質も良くなりました。

今後気になるのは、専用のフィラメントは少し高いんです。専用フィラメント以外を利用した場合保障対象外になるような文言も気になります。しばらくは、最初に付いていたフィラメントを使いながら、在庫で抱えているフィラメントも使っていきたいと思います。

■最後に
自分の作りたいものに近づけるためのツールを購入した訳ですが、その作りたいものを展示するイベントであるMaker Faire Tokyoに今年も出展できることになりました。

このツールも活用した作品の展示を考えておりますので、ご興味のある方はご来場いただければと思います。ブース名など詳細については、また追ってブログでご紹介させていただきます。

Maker Faire Tokyo 2017は、2017年8月5日、6日の2日間で開催されます。

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