carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

XperiaZ1の電池交換したが充電できない!

■概要
現役を引退したXperia Z1ですが、作成したAndroidアプリのテストをする際に利用することがたまにあったりするので、休みの期間を利用してバッテリー交換することにしました。交換は情報が沢山あるので問題なくできたのですが、購入したバッテリー自体に問題(充電ができない!)があって少しハマったのでそれをネタにすることにしました。レアケースかもしれませんが、この手の交換品はそんなものが転がっているということでご注意ください。

■引退したXperia Z1
Z1ですが、電池がへたり過ぎて充電ができない状況になっており、電源を入れてもリブートを繰り返すような状況でした。よく見ると、電池が膨れて本体に隙間が空いている状況になっていました。

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■交換バッテリー
純正品は出回ってないようなので、互換品ということになります。Amazonで探しましたがどれも似たり寄ったりのコメントで、結局どれを購入しても一緒のように思えました。まあ、それなら安いので失敗してもまあ、サブ機だしダメもとと冶具付きで1,500円と安いこちら <- (Amazonリンク)を購入しました。付いているコメントも両極端です。

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■交換します。
交換しましたが、交換手順は、ネットに沢山ありましたし、動画もあります。
なので割愛します。感想としては、バッテリーが既に盛り上がっていたので蓋は外しやすかったです。
結局ドライヤーも使わずに開けられました。

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写真ではチョットわかり難いですが、取り出した電池はやっぱりふっくらとしていますね。

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動かすとなんとか端末が立ち上がってきたので、これでOKとばかりに蓋を閉じてしまいました。

■充電がされないんだが・・・

しかし、USBでケーブル接続しても充電中の表示されることなく、どんどん減っていきます。
あれ?前回のバッテリー値がキャッシュされて表示がおかしいだけか?とそのまま放置すると結局0%となり、ご臨終となりました。

交換する際に、何か壊したかも・・・

ということで、もう一度本体を開けて、古いバッテリーにすると充電の赤LEDが点灯します。
バッテリーに問題がありそうです。
クレームや再注文しても良いですが、結局面倒になるのでその前に少しだけ分解することにしてみます。

分解といっても、あまりハードなことはやりたくないので見れる範囲でやってみることにしました。

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カプトンテープとバッテリーシールとはがして、フレキケーブルの根本の基板が見えるようにします。
※これは、オリジナルのバッテリーを参考までにはがしたものです。

■フレキの根本を見てみると・・・

ん?これ他の3本と比べて、はんだが出てないんだけど・・・

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少し勉強になりました。フレキの余分な半田がここから出るように設計されているんですね。(多分)
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側面から見ると、少し浮いているように見えます。フレキを直付けしたいのに半田が上手く溶けておらず、横に出て来てないみたいです。
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■半田をあててみましょう。

他とショートしないように370℃位で上からはんだごてをあてると・・・半田が横から出てきました!

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ということで、USBケーブル接続すると、ビンゴ!

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上手く充電できているみたいです。

■不安は残る。

半田不良が原因で、そこを修正すれば、上手く充電できるようにはなりましたが、不安は残りますね。
充電のテストをしていれば、簡単に不良を見分けられる問題だったはずです。つまりテストしてない。

リポは過充電で爆発の危険性などもあるので、気を付けましょう。
ちなみに、私の場合はたまたまうまくいきましたが、同様の方法で直る保証はありませんのでご注意ください。もし行うにしても自己責任で。