carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

WioLTEのボードで気になる点

■概要
WioLTEを最近利用していますが、気になる点を書きました。
次のVersionで改善されるといいなぁ。自分なりの工夫も書いているのでご参考になれば。
気になる点だけ書いていますが、簡単にクラウドにデータをアップロードできるし便利ですよ。

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■1.ボードをマウントする穴にチップが接触する
写真にあるように、BOOT0ボタンの周辺にチップ部品が実装されているので、ボードを固定する際にフラットでなくなり不安定になります。さらに、マウントする穴が3か所あれば、多少安定するのですが、穴が対角の2か所なので安定しません。スペース的には、3か所開けられそうなんだけどなぁ。

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流石に、もう一つ穴を開ける訳にはいかないので、六角スペーサーを少しだけカットして取り付けしました。それでも強度は落ちてしまいますね。ほとんど基板を触らない場合は良いのですが、書き込むためにDFUモードへ移行しなければならず、裏のBOOTボタンとRESETを同時押しするので、そこそこ触ります。
しかも、ボタンの色が黒いですよね。これそこそこ重い(強い力を要する)ボタンなんですねぇ。

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■2.外部5V入力がUSBしかない
WioLTEを購入すると、極太で短いmicro-USBケーブルが同封されています。(標準付属品ではなく、初回ロット特典のプレゼント?)私の手持ちでここまで太くて短いものはありませんでした。しかも、固いので取り回しし辛い。悪名高いmicro-USBなのでもげる可能性もゼロじゃないのでドキドキしてます。LTEで通信するために、そこそこの電流(500mA以上)を要求されるので、抵抗値の少ないものをご提供いただいていると思います。プレゼントなので文句は言えません。

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※写真の左側です。約20cmのUSBケーブルです。

回りくどくなりましたが、ケーブルの不満ではなく、5Vを入力するのがmicro-USBポートしかないのです。

外部から、3.7Vを入力するリポ用の端子はあるのですが、5Vを入力できる端子が無く、USB以外の外部電源からボードへ電源供給することができません。もちろん安定化された5Vを入力する必要があるので、適当な電源繋いで壊されても・・・って思いがあったのか分かりませんが、私は3.7Vよりも5Vの外部端子が欲しかった。
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仕方ないので、裏面のパットに出ているのでそこにはんだ付けして外部から5V供給するようにしてます。

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※不安なのでホットボンドで補強してます。

以上の2点がここ2か月間くらい利用したボードの気になる点です。

■WioLTEについて
SeeedさんとSORACOMさんが上手く組んで環境を準備してくださっているので、最初のお試しが手軽にできるのは良いですね。頻繁にハンズオンワークショップ開催しているようなので、気になる方は参加されてみてはどうでしょうか?
https://soracom.connpass.com/

ハンズオンのテキストをこちらで見ることができます。
https://github.com/soracom/handson/wiki/Wio-LTE-%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%AA%E3%83%B3

クラウドにアップロードできるIoTが手軽に体験できます。私も参加しましたが、疑問点も解決できて非常に良かったです。

■最後に
参考までですが、LTEのアンテナがぷらぷらして気になるので、プリンタで固定化部品を4つ出力して、こんな感じでスッキリさせています。2本は極力離した方が良いそうですよ。

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需要あるかわかりませんが、STLファイルをダウンロードできるようにしておきますね。