carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

がじぇるね作品「かぐぞう」を作ってみた。

先日開催された、ルネサスナイト2に参加してきました。

★そこで紹介した「かぐぞう」です。

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簡単に行ってしまうと、秋月で販売されている、においセンサー(TGS2450)を利用したにおい検知器です。

まずは、動画を作ったのでそれをどうぞ。



においを嗅いでいる感じを演出するために人口筋肉(バイオメタル)を利用しています。

■構成としては、以下のような構成です。

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ハードウェアとしては、3段構成となっています。
1枚目(下段)がじぇるね(GR-SAKURA)+XBEE
2枚目(中段)合成音声再生シールド
3枚目(上段)におい検出シールド

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■初めて、においセンサー(TGS2450)を使ってみました。
いろいろ臭いを試してみました。試したグラフが以下です。
硫黄化合物系ガスによく反応するらしいので、おならは一番レベルが下がります。
面白いのは、わさびの検出で、ピークはありますが、その後復帰するまでの時間が長いです。
動画では、紹介していませんが、XBEEでデータを受診し、リアルタイムで臭いレベルをPCで確認することができます。また、このレベルですが、センサー毎に抵抗値が異なり、個体差があるので注意が必要です。

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このレベル差を利用し、臭いレベルを音声合成モジュール(ATP3011F4-PU)で値をしゃべらせています。
レベル差の判定は以下のような判定です。

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■今回の演出の肝となっている鼻の部分にはバイオメタル(BMF100)を利用しています。
髪の毛程の太さの金属で、電圧をかける(実際には発熱する)と、約4%収縮するものです。

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つまり10cm程度の長さの場合、9.6cm程度の長さになります。
この収縮を利用して鼻が動くようにコントロールします。
丁度、シリコンチューブというものも一緒に販売されているのでそれを組み合わせて作られています。

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中央を除く2×3箇所に折り返しに3本通します。

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今回は、約120mm程度の長さで3本利用しました。(鼻の長さが60mmで、折り返しで使われている。)
理由は、5Vで利用する場合、長さがあると発熱するまで時間がかかり、動きがわかりにくいので、ここは現物合わせで、この長さにしました。(ここの調整が結構微妙で扱い憎かったりします。)

■回路図

合成音声再生シールド
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におい検出シールド
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これは、ガス濃度計の回路を使わせて頂きました。(感謝感謝)

※TGS2450の使い方とか、上記サイトで丁寧に説明されているので、ソフトの説明は不要そうですね。
情報がまとまってなくてすみません。