柔らかいフィラメントを使ってみた
こちらがその動画です。
上手く使えば、今までのABSやPLAよりも実用的なものが作れるかもしれません。
■いい感じの質感 |
立体物であれば、中身の充填率(Infill)を変化させると、構造物の柔らかさが変ります。
この変化は結構楽しいかも。使ってみて驚いたのですが、かなりの強度というか、しっかりした質感があります。
個人的には、物干しざおの横のキャップや、小学校時代の学校の椅子の先に付いていたキャップのような質感です。
柔らかいので、分子の結合もABSやPLAより強固な感じがします。(あくまで個人的)
なので、保護材としての利用や滑り止め対応として良い素材じゃないかと思います。
■問題は押し詰まり |
フィラメントが柔らかいので、押し出しが弱くフィラメントがうまく押し出されない現象を何度か体感しました。
フィラメントもリールに巻かれていますが、一部は「そば」のように少し縮れておりそこが押し出し力を弱めたり悪さをする部分かもしれません。なので、普段よりも失敗する確率が高かった気がします。
初めてこのフィラメントを使い、完走に30分程度のオブジェクトでしたが、成功するまで5回もかかりました。
もう少しコツやパラメータを調整すれば、成功率をあげることができると思いますが、現状では時間がかかりすぎてストレスが溜まりそうです。
もう少しコツやパラメータを調整すれば、成功率をあげることができると思いますが、現状では時間がかかりすぎてストレスが溜まりそうです。
■再加工は難しい |
残念ながら、物質の結合力が強いのでヤスリや色、サポート外しは難しいと思います。(やってはない。)
穴加工位ならできるかもしれませんが、ゴムっぽいので切りくずがうまく出せないだろうな~。
なので、熱加えて少し溶かして加工するとかになると思います。
ですが、手にくっつくような質感は、オリジナルスマホケースとかいいんじゃないかな~。