ペン型を作ってみました。
■ペンライト型を作るぞ! |
チョット気合を入れてペンライト型で作ることを決めて作ってみました。
まずは動画がこちらです。
何を気合いれたかというと、上物(光物)の部分を工夫しました。
いつもなら簡単に入手可能なテープ型をカットして利用しているのですが、光をペンライトのように光らせるためには両面に張り付けることになるのですが、両面にしても側面からみると結局光が見えなくなるので、360度で見ることができません。
いつもなら簡単に入手可能なテープ型をカットして利用しているのですが、光をペンライトのように光らせるためには両面に張り付けることになるのですが、両面にしても側面からみると結局光が見えなくなるので、360度で見ることができません。
そこで上物を作ってみることにしました。
■仕組み |
シリアルLED(WS2812B)を山のように積み上げて接続できるようにした基板を設計しました。
VCCとGNDは、ストレートに接続できて、強度を確保するためのガイドにもなるようにします。
また、シリアルLEDのIN/OUT間の接続も配線が楽になるようにOUTの上がINになるように基板を設計しました。安く仕上げるために、表面と裏面でIN/OUTのパターンが異なるようにしました。
ことばで上手く説明できないので、イメージ図を書いてみました。
基板は両面ですが、実装は片面にしか行いません。
それを交互に積み上げて行きます。
それを交互に積み上げて行きます。
■基板作り |
いろいろ思いを巡らせながら、いままで端面THの基板を作ったことが無かったのでそれを作ってみたいこともあり、こんな基板を作りました。4か所が端面THになっており、表面と裏面でINとOUTが反転するような基板になってます。結論からいうと上手くできていました。
スルーホール上にVカットが来るように面付けしました。いつものElecrowでなんか言われるかなぁ~とドキドキしながら注文してみましたが特に何事もなく普通に送られてきました。間違いがあると困るのでガーバーと一緒にこんなReadmeファイルを付けて送っています。
■基板の実装 |
100x100mmのサイズに5×6の合計30個を面付けしています。真ん中でいい感じに割ることで、表15、裏15が出来上がります。写真で、A側には●が付いているのが分かると思います。これが無いとどっちが表裏かわからなくなります。
ばらばらにするとこんな感じです。混ぜるな危険です。
■組み立て |
単純にそのまま組み立てると、位置がズレて汚いバーになってしまいます。
そこで、3Dプリンタの出番です。こんな治具を作ります(写真中央)。このLEDバー組立専用の装置です。
これにしか使えません。(笑) でも、これが無いと綺麗に作れないので必需品です。
下に少し見えるのは、3mmの乳白色アクリルをレーザーカッターで作成した光拡散用の部品です。
■30段バーガー |
交互にハンバーガーの要領で重ねていきます。ここで間違えちゃいけないのが、VCCとGNDの向きと、交互に表・裏の基板を入れていくこと。途中にチーズなど挟んではダメです。綺麗に積んでいきます。
最後に、ピンセットで端面THの位置などは揃えます。
■配線も慎重に |
配線にはスズメッキ線を使います。VCCとGNDは基板間を固定するためのガイドにもするので少し太目のを使いました。IN/OUTも同じもので良かったのですが、被覆を向いた単線を利用していた気がします。
■動作確認してみる |
完成したら、動作確認してみます。
綺麗に光ればOK。はんだ不良し易いので入念に調べます。