carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

SH-2A基板にTFT-LCDを接続するには・・・

Interface付録基板のSH-2A用のLCD拡張ボードが、そのうちH8マイコンと同じように発売されると思いますが、待ちきれない方は私のように自作するしかないでしょう!ということでチャレンジしたい方はどうぞ。拡張基板の価格がどの程度になるか分かりませんが、部品を集めるのも楽しかったりしますので。
ただし、コンパクト性や、安定性を求めるのであれば、拡張ボードの発売を待った方が良いかもしれません。

私の場合、幸いPSP-1000用のLCDがあるのでそれを利用します。その例で示します。

■液晶モジュール(LQ043T3DX03)の入手
簡単に、入手方法をまとめてみました。
入手先コメント価格
ストロベリーLinux安全、安心を選ぶならここの購入が良いです。8,800円
aitendoコストパフォーマンスを考えるならここが良いです。4,800円
オークション多少のリスクは覚悟の上なら、ここでも良いです。約2,500円
PSP-1000分解して取り出しでも良いです。0円
※2010/5/15現在
また、型番の後ろがDX03とかDX05とかありますが、多分互換性がありほとんど使えると思います。(確認はとれていませんが・・・)

PSP-1000を分解して取り出しても良いですが、そこはグッとこらえた方が良いでしょう。(笑)
注意しなければいけないのは、バックライトがついてない液晶モジュールも存在するので、そこは確認しておいた方が良いでしょう。液晶モジュールの周囲が金属のプレートで囲まれているモジュールであれば、バックライト搭載型です。

イメージ 2

左がバックライト付き。右がバックライトなし。

■液晶キャリーボード
液晶モジュールから伸びるフレキケーブルを接続する基板を作成するのはチョット大変です。0.5mmピッチコネクタのハンダ付けとか大変です。ここは無理をせずに、aitendoさんの格安キャリーボードにお世話になりましょう。今なら300円です。自分でFPCコネクタを用意して、0.5mmピッチ変換基板を購入して・・・をやると、決して300円ではできません。また、このキャリーボードには、液晶だけでなく、バックライト電源用のコネクタも付いていますのでそれを利用できるだけの価値はあります。バックライト用のDC-DCコンバーターは・・・当たり、ハズレがあるかもしれないので、利用する場合は注意します。
私は利用しません。

■電源について
電源は、3種類の以下が必要になります。
電源電圧 Max (v)
ロジック3.3
アナログ5.2
バックライト29.4
Interface付録基板のSH-2Aボードでは、3.3V、5Vの電源が取り出せます。問題になるのはバックライト用の電源で、バックライトを点灯するためには、約20V以上の電圧が必要になります。先のキャリーボードには、昇圧回路が搭載されており、それで高電圧を発生できるのですが、チョット不安定な感じです。そこで便利なのが、ストロベリーリナックスさんから購入できる最大24Vまで出力可能な昇圧型DC-DCコンバータモジュールです。大きさも小さくて使いやすいと思います。コッククロフト回路を自作するよりも手軽に高電圧を手にすることができます。

イメージ 3

■タッチパネルについて
H8のマイコン基板でも利用されていますが、やっぱりタッチパネルが欲しくなるかもしれません。(実は、私も購入を迷っていたりする・・・)幸いに、このサイズ(4.3インチ)で利用できるタッチパネルがたびたび登場するaitendoさんから購入できます。でもチョット高めの3,600円です。悩みどころです。また、その場合にタッチパネルのコネクタ接続が気になりますが、一応接続ケーブルが付属するようなのでそこは心配なさそうです。

★長くなってきたので回路図とかは、後にすることにします。
多分ですが、拡張ボードに搭載されるTFT-LCDのサイズは、320×240でしょうから、それよりも少し大きめの表示をさせたい場合には、良いかもしれません。

イメージ 1

PSPと同じ画面サイズです。勿論、下画面がPSPで表示させたものです。(当たり前ですが・・・)

InterfaceのSH-2A基板を入手されてない方はどうぞ。->ここ