carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

はじめての基板製作

今年こそは、自分の基板を作って「脱ユニバーサル基板」を考えていました。
やっぱり、いつかは!って思いがありました。(今でしょ?)

トランジスタ技術5月号(アマゾン)」で特集が組まれているので、好機ととらえて勉強することにしました。

最初に問題となるのが、基板を作成するためのソフトをどれ使うのか?
さまざまなCADソフトが存在するようですが、トラ技を見ながら2種類に絞りました。
EAGLE
KiCad
どちらも初めてなので、どっちを選んでも良かったのですが、OLIMEXの基板製作サービスではEAGLEファイルそのままで基板を注文できそうなEAGLEを選択しました。(その後、2012年にサービスを停止していることがわかりましたが・・・)
それに、トラ技で2000品種のライブラリが付録でついているとあるので、それも使えるのなら・・・と思いました。

いざ、使ってみると・・・いや~わからん。
ネットに情報や、日本語マニュアルもあるので、それなりにネタは揃っているのですが、初基板の私にはちょっと敷居が高い。

やっぱり最初は、情報が整理されている書籍の方がわかりやすいかな~ということで、本屋さんへ。
出版されてまもまい「プリント基板CAD EAGLEでボード作り(アマゾン)」を購入しました。

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※先のトラ技は、kicadの特集なのでEAGLEのネタはほとんど無かった。

この本や、ネットでの情報を参考にしながら作業します。
まず、最初にはまるのが操作性。Visioの感覚で操作すると全然ちがいます。途中で挫折したくなります。
でも、しばらくそのままやっているとなんとか慣れてくる。でもまだまだ非効率な感じ。

ライブラリと呼ばれている部品の作成方法もまだまだ理解不足な感じです。
それでも、悪戦苦闘しながら書き上げたボード図面が以下です。

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なんてことはない、GR-SAKURAに使える(かもしれない)ユニバーサルシールド基板を作ってみました。
Arudino用のバニラシールド?を普段は使っていますが、Etherの部分が接触するのでカットしたり、リセットボタンが押し難かったりするので、手間のかからない基板が欲しいと思っていました。

イメージ 3

通常、バニラシールド1枚が500円程度すると思うので、安いところで作って自分で使えば、一石二鳥でお得かもというのが作ってみた理由です。(勿論、使えれば・・・)

書いた図面から、基板を作ってもらいますがどこで作るか?
国内で有名なP板さんが一番安心で品質も高いようなのですが、私のような趣味で初めての場合はちょっと金額で折り合いがつきません。(業務となれば別ですけど)
ネットで調べると、FusionPCBというところが格安で基板製作を請け負ってくれそうです。(最小50mm x 50mmのサイズで$9.9 + 送料)
※P板さんと比べると一桁以上低い?
最悪失敗しても、この金額なら自分を許せるレベル。

そこで、Eagleで作った図面から、「ガーバーデータ」を出力し提出します。(この辺の言葉も新鮮です。)
今回は、裏表の2層基板で、厚さ1.2mmの100 x 100 mm 緑で10枚としました。
一番安いのは、50 x 50 mmですが、Arudinoのサイズはほんの少し大きいので・・・(>_<;)

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そこで出てきた金額は、$24.90 + 送料 約$10 です。現在のレートで約3,500円ですから
10枚全部つかえるとすれば、練習としても元がとれる気がしています。

下は、3Dのイメージです。(届くのは緑色の予定)

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さて、本当に期待する基板が手元に届くでしょうか?
早ければ、今月末にでもくるかな~。届くまでドキドキですね。
手元に届いたらレポートします。