carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

レジンを使ってデザイン性アップ?(その1:シリコーン型)

前に作ってMaker Faire 2013で展示したカラフルクロックのデザイン性を向上させるために「レジン(透明樹脂)」にチャレンジしています。

MakerFaireで展示した時計は、それなりにいい感じの色を出せていると思っているのですが、側面から漏れる光が気に入りません。
なんとかならんかな?と思っていたところ、Gugen(前まで電子工作コンテスト)で電子回路をレジンで固めて展示されている作品を見てなんかこれなら隙間を埋められるかもしれないと思いやってみることにしました。
更にフロントが一体化することでデザイン的にもスッキリするかも・・・

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※この白枠の部分です。

いろいろ試行錯誤して仕上がった一号機がこちらです。
うん・・・・・・ 思いと違う。orz

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隙間は埋まっているのですが、7セグの数字が見ずらい。
7セグまで2mmぐらいあるのでヤスリで削り出せば見えるようにはなるのだが・・・
とりあえず、発掘作業はやめてこれはこれで失敗品として残しておくことにします。

ということで、気持ちを切り替えてレジン2号機にチャレンジしています。(現在進行形)
簡単に作っている様子を以下にまとめました。
※取り出しには1日待たなければいけないのでとりあえず仕上がったものはまだありません。

■作る方法
レジンは液体なので、それを入れるためのシリコーンの型が必要です。
※シリコンじゃなくて、シリコーンなのをこれを作って知りました。
私が求めるかたちは売ってないので自分で作るしかありません。
一応以下のような構造で作っています。

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緑色の部分が、基板の片面だけレジンで満たすことを考えました。
※浮かせるのではなく、スペーサー等でレジンの高さは調整。

■まずはレジンを流すための型を作る。

シリコーンで型どりを行います。
私の使ったのはこちらの製品です。色が乳白色のものです。

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このシリコーンは普通に使えますが、私の用途の場合は透明なタイプを使えばよかったと後悔しています。
多少金額はアップするが・・・

基板の大きさが50x50mmなのでそれと同じ大きさのアクリルブロックを購入しました。
初号機を作成したときに、そのままで型を前回作ったら隙間が無いのでいろいろ面倒なことがあったので、周囲に1mmのプラ板を張り付けて大きさを調整しました。
※50mmのままだとピッタリなので、空気やはみ出したレジンが逃げるスペースが無く作業しづらかった。

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型どりするためにブロックでガードを作成しそこにシリコーンを流し込みます。
※かさ増し用に前回失敗した型のシリコーンを一部周囲に敷き詰めています。

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利用したシリコーンは、バリウムような感じでもう少し粘り気があります。
私が利用したのは硬化剤を4%添加することで固まりますが、硬化するまで結構時間があるので慌てる必要はありません。
それよりも、十分にかき混ぜることが重要そうなのでしっかりぐるぐるかき混ぜます。
※レジンもシリコーンも割合を測定するのに料理用のはかりでは測定が難しいのでAmazonで1,000円程度の電子秤を購入しました。安っぽい匂い以外は満足しています。

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流し込みするとつやつやして綺麗。

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1日後には硬化しているのでブロックを外せば型が完成します。

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※多少空気穴が残っていたりするのですが、私の用途ではヤスリでカバーできるので気になりません。