carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

ワイヤレス電源モジュールを購入したが・・・

■ワイヤレス電源モジュールMP268購入
ワイヤレス電源モジュールを購入してみました。

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このモジュールは、MP268なる製品名で取扱いされているもので、サムソン(Samsung)製?らしいですが、詳しくはわかりません。どちらかというと、サムソンにも納品して使われた実績があるってことなんでしょうか。

購入先をグーグル先生に問い合わせると、国内でも取り扱っているお店があり、簡単に買えるのですが、中華から輸入すると半額程度で購入できます。急いで必要とするものでも無いので、ネットでポチッとしておいたものです。

フェライトプレート割れてる!
注文してから約2週間程で先日到着したのですが、開封するとあらビックリ!
なんか台座のような黒い物体が割れているではありませんか!
セロテープは、最初から貼られていました。私が張った訳ではありません。(しかも誰かの指紋付!)

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調べてわかってきたのですが、これはフェライトプレートと呼ばれる磁性体です。
コイルのコアとなるものです。割れていてもさほど影響がないらしいとの情報を得たので、とりあえず使ってみることにしました。

■使い方
A4サイズで1枚取説が入っておりました。下記の写真のように配置します。コイルの接触面は、シールで一応絶縁されています。
TX側とRX側が分かりづらいのですが、基板サイズが少し大きい方がTX側(写真左)です。
※下(TX側)のコイルが見えるようにすこしずらしていますが、こんな感じで重ね合わせます。

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注意するのは、コイルが両方のフェライトでサンドされるような方向じゃないと電気が供給されません。最初方向が間違っていて戸惑いました。

■電圧を測定
RX側の負荷にLEDを取り付けてどの程度の電圧が供給できるのか実験してみました。
基本的に、RXに供給する電圧は10~12を要求されていますが、5Vから動作するようになっているらしいです。
そこで、少し低い電圧からちょっとだけ試してみることにしました。(笑)

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■測定結果
あれ?測定した後で気づいたのですが、取説ではコイル間の距離が2mm~10mmと指定されていますが、厚紙1枚分しか距離をあけてませんでした。
※再測定するのは、今回は勘弁してください。

安定化電源電圧RX測定電圧
3V0.4V
4V3.73V
5V4.41V
6V5.07V
7V5.17V
8V5.18V
9V5.19V
10V5.21V
11V5.23V
12V5.26V
※コイル間の距離は0.5mmです。本来は2mm~10mmである必要があります。

距離に応じた結果も時間があれば測定したいですね~。

まあ、約5Vが出力されることは間違い無さそうですが、安定化された5Vとは言い難いのでそのままArduinoに接続するのはちょっと・・・という感じです。

マイコンに供給
自己責任を承知の上で、約5V(安定化されてない5Vは本来入れちゃだめよ。)をArduinoに直接供給してみました。
※よい子は、ちゃんと安定化された5Vを使いましょう。
当たり前ですが動くよね。

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■その他
フェライトが割れている件は、購入元に相談中です。送り返すと送料が購入費よりも高くなりそうなのでダメもとで
『返品しないけど、割れてないのを送ってもらえないか?』
と交渉中です。
すごい虫のよい話なのですが、このようなケースに初めて遭遇したので、まずは相手側の反応を見ることにしました。