carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

Agicを1日だけ触ってみました。

■AgICを使ってみた
ご家庭でも回路がプリントできるAgICに触れる機会がありました。

AgICは、導電性のインクカートリッジがプリンタに入っており、印刷すれば回路がプリントできるというものです。

イメージ 3

基板設計用の特定ツールが必要という訳でもなく出力に特定のフォーマットが必要な訳でも無いそうです。
担当の方は、Excelでもなんでもいいですよ。って感じでした。

伝導性インクといっても、粒子の集まりなので普段の線材よりは電気を通すことができません。つまり抵抗が高いです。
なので、抵抗は印刷する線の幅と長さを変えれば抵抗の役割をはたすようです。

■利用できた機材
手元に写真が無いのですが、今回AgICセットで利用できる機材が以下でした。
・導電性インクが仕込まれたプリンタ
・導電性インクが仕込まれたペン(手書き)
・上下方向のみ通電する両面テープ
・光沢のあるインクジェット用?もしくは専用用紙
の4点です。

■利用開始
AgICの利用経験者がいる訳でも無いので取り合えず試してみるしかありません。

最終目的は、チップ品のフルカラーLEDとマイコンをつないでLチカを目指しました。

まずは、印刷よりも手軽に試せる導電性インクペンで線を書いて両面テープでLEDを固定してみることにしました。

イメージ 1

※写真は、いろいろ試した残骸。orz

回数対象概要自分の気持ち
1左1最初の失敗あれ?両面テープを張り損ねたかな?まあそんなこともあるさ。
2左22回目の失敗今度は太く2度塗りしてみたんだけどな~
3中上3回目の失敗両面テープをミスして変な位置に貼り付けてしまった!
4中下4回目の失敗導電性テープももう少し広めにはったのにな~
5右下5回目は成功1608のチップLEDでセロテープ使いでテンションかけたら通電成功
66回目は失敗WS2812Bもセロテープ使えば・・・できない orz

■雲行きが怪しい
うん・・・・なぜ?
こんなに付かない訳がないと思うのだが・・・

ふと気づくと、AgICが紹介された4月?頃にサンプル利用した方の印刷サンプルがあり、眺めてみるとLEDの固定に樹脂のようなものが付いていることに気づきました。

■接着剤が無い!
うん?なんだこれ?なんか接着剤っぽいんだけど・・・

いろいろ確認すると、昔は導電性接着剤なるものがあったらしいのですが、今回は準備されてないらしい。orz

う~。固定化できないと、何もできないじゃないか!
つまり、半田を利用せずに接点をいい感じにつけろと言われているようなものです。

多分導電性両面テープは、それなりの接合面(例えば、CR2032等のボタン電池)があるタイプには向くけど、チップ品の接続用では無いと思います。

DIPの固定化は専用ソケットが必要
さらに、IC(DIP8)の固定化もできるか試してみました。

イメージ 2

※左上は、導電性両面テープ
※DIP8の足は、折り曲げて両面テープで接触面に広く張り付くようにして、セロテープでテンションをかけてみた。

結果は、同じく導電性両面テープでは無理。
そもそも、ICピンを手動で折り曲げているので、各PINのテンションのかかり方が異なるのでダメダメです。
帰宅後に、AgICのサイトで調べてみると、専用のPINソケットがあるようですね。
最初に取説とかしっかり調べるべきだったなあ~。

■タイムアップ!
そんなこんなやっていたら、タイムアップな感じでした。
なんか、ダメダメで疲れちゃいました。

※写真を撮る余裕が無いので、こんな感じになってしまいました。

結局、プリンタは利用せずにペンだけの利用となってしまいました。orz。
次利用するきは、接着剤利用させてください!

なんか、ダメダメレポートになってしまいましたが、機会があれば再チャレンジしてみたいです。
いろんなコツが必要なはずで、やっぱりそれは1日でマスターできるレベルじゃなかったってこと。

今回Gugenハッカソン 未来の宇宙に参加して利用させていただいたのですが、今後ハッカソン等で利用される方がいれば、最初に接着剤が利用できるか確認してから試してみた方が良いですよ~。

■余談
そんな訳で、上手くデモができず申し訳なかった。
残念ながら入賞に至らず。