carcon999のブログ

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V850マイコンと液晶の接続

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■V850液晶接続回路図
V850とPSP液晶を接続するために考えた回路図です。
回路図のポイントを簡単に説明します。

★回路図下部
バックライト点灯用の昇圧回路です。(先に説明している30V生成の回路です。)
段数を減らして、26.4V程度をUSBの5Vから昇圧して取り出しています。
また、バックライトの点灯・消灯を制御できるように、マイコンのA21がNPNトランジスタに接続されています。

★回路図右部
PSP液晶(LQ043T3DX02)です。上(1番ピン)から、順番に重要そうなところを少し説明します。
・VCCは、+2.5Vとなっていますが、V850から取り出せる3.3Vを供給します。定格で3.3Vなので大丈夫でしょう。
・R0~R7, G0~G7, B0~B7は、RGB8bitをV850から入力します。
・CKは、P32から、入力します。
・DISPは、P33から、入力します。
・Hsyncは、P34から、入力します。
・Vsyncは、P50から、入力します。
・AVDDは、USBの5Vを供給します。
・TEST1は、Openにします。
・TEST2,3は、GNDに接続します。

ここで、多分、何でこんな面倒な配線にするんだ?と思われる方もいると思います。特に、RGBのBlueの接続が、8bitの空きポートがあるにも関わらず、わざわざ2ポートを利用しています。これには、理由があり、V850のアドレスバスとデータバスを空けておきたい為にわざと、そうしています。
これから試してゆくつもりなので、完成したら紹介します。

■液晶をマイコンに接続するためのピッチ変換基板
液晶から、40ピンのフレキ端子と、4ピンのフレキ端子が出ています。40ピンには、受け用のフレキコネクタ0.5mmピッチが付いてきました。4ピン側は自前で工夫する必要があります。
とりあえず、フレキコネクタの0.5mmピッチは、サンハヤトSSP-52を半分に切断し、利用することにしました。製作した写真が以下になります。

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ブリッジして大変でした。私のような素人には、0.5mmはかなり難しかったです。実は、右側は、失敗で、3箇所ブリッジしていて使えそうにありません。

電源の4ピン側は、フレキコネクタも入手できなかったので、直接半田で取り付けました。(ただし、直付けでは、接続が弱く少しフレキを折り曲げると、半田が取れてしまいます。