carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

USBの5Vから30Vの作成

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■回路図
5Vから30Vを作り出すコッククロフト回路図です。
はっきり言って、先の30V製作室の方の回路そのままです。違いかどうかは分かりませんが、コンデンサーの容量が一部異なっているかもしれません。一応MAX662Aのデータシートで推奨されているコンデンサーを利用します。部品は、秋月通商と、千石電商で購入しました。
回路図に記載しているダイオードは、秋月の1N4148(50本)100円を利用し、容量の記載の無いコンデンサーは、1.5μF 25Vの積層セラミック(秋月)を利用することにします。

後々の為に、購入した部品の一覧を掲載しておきましょう。(30V製作に関係の無いものも出てきますが、後々紹介します。)

秋月通商
ダイオード(1N4158 50本)
・MAX662 DIPモジュール
積層セラミックコンデンサ(1.5μF)

千石電商
サンハヤト ピッチ変換基板 SSP-52
電解コンデンサ 25V 4.7μF
積層セラミックコンデンサ(0.22μF)
サンハヤト 無洗浄タイプフラックス
・ホーザン スリムペンソル H-130

■トラブル発生!30Vが出ない。
部品も届いたことだし、早速30V回路を組み上げます。オークションで購入した180円のLEDなので、回路のチェックもそこそこにUSBに接続しします。(壊れても180円なら許せる。)点灯する気配なしです。しかたない、再度チェックです。回路は、合っている様子です。なんだ、何が悪いんだ!液晶表示の最初からつまずいた。USBじゃ30Vは作れないのか?などと思いながら、ブツブツ・・・。んん?

MAX662の印刷がなんか変だぞ。

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※左は、MAX652 右は、MAX662

MAX652って、何?いつの間にか互換品にでもなったのか?俺の注文は、662なんだけどな。
とりあえず、652のデータシートを眺めるが、互換品とは思えん。HPにもそんな記載はない。
電話がつながるとは思わないが、とりあえず電話だ。この手の電話はつながらんのは、十分承知している。前にも、ちょっとしたことがあったが、そのときはメールで連絡したら、2日後に回答があった。
一発目:通話中。やっぱりだ。この手のは受話器を常に上げていると思える程つながらん。
二発目:つながった!(プルルル、・・・・)「これこれ云々・・・」用件を伝えると、どうやら間違いらしい、MAX662を送るとのこと。2日後に郵便で届きました。662が。
回路は出来上がっているので、DIPモジュールを差し替えて、USBを差し込むと、無事に点灯しましたバックライトのLED。結構明るいです。テスターで計測すると、31V程度出力されている様子です。

液晶のバックライトの定格は、29.4Vです。ちょっと31Vは、高いですね。定格を超えて利用すると、寿命が短くなったりして、せっかくの液晶が壊れるリスクが高まります。そこで、コッククロフト回路を見てみると、コンデンサと、ダイオードで段階的に昇圧しているような回路なので、途中の段で、電圧を測ってみると、定格を下回る23.09Vがあります。段数を減らして、この辺からバックライトを表示できる電圧を取り出すことにしました。

無事に、バックライトを点灯することができました。
※26.4Vも別な場所から取り出せましたが、どこかのサイトで、PSPで利用している電圧が23V程度であるとの情報を得たので、安全?な電圧にしました。

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