carcon999のブログ

12年間Y!ブログの記載を移行しました。電子工作関連の記事が多いです。

液晶の表示問題が解決しました。

いろいろ問題を抱えていましたが、やっとまともなカラーバーをSH-2A基板で表示することができました。何がもんだいだったのか?もちろん複数の問題が絡み合っていました。

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■結線上の問題
良くありがちなのが結線の問題で、16本も接続するので、上位下位のbit入れ違いや、エンディアンの間違いがありました。これは私の問題。

■マニュアルに無い使い方
これには参った。マニュアルを読みながら設定していたのが裏目に出た。
ポートG コントロールレジスタ7(PGCR7)にて、LCD_DATA0の機能を制御しますが、LCD_DATA0からデータが出力されません。マニュアルには、LCD_DATA0として利用する場合には、0x0001を指定することになっています。6月号のサンプルコードでは、0x5A01となっており、なんか変だな~とは思いながら、0x0001を設定していました。
ここは、理由は分かりませんが、0x5A01を設定しないと、LCD_DATA0がOpen状態となり、LCD映像がが乱れます。(マニュアルに従って設定していた方は注意しましょう。ってもうサンプルも提供されているみたいなので、自前で設定されている方はいないと思いますが・・・)

※2010/05/01訂正:マニュアルに注意書きがありました!
『【注】 PGCR7へ書き込む場合は、ビット15~8の値をH'5Aとして、16ビットまたは32ビットアクセスで書き込んでください。8ビットアクセスによる書き込みはできません。』だそうです。なんでこのレジスタだけ・・・。(地雷を踏みました。)

■DC-DCコンバーターの発熱
300円で購入したPSP-1000のキャリーボード(IFB-LQ043)ですが、DC-DCコンバータが結構発熱します。それが原因なのか分かりませんが、時間の経過と共に映像が揺れてきて、少し怖くなります。そこで、このコンバータの利用は止めます。V850や、SH2で利用したときの昇圧回路を利用することにします。ほとんど発熱もありませんし、実績があるので安心です。ただし、キャリーボードは、大きさと0.5mmピッチのコネクタは便利なので、昇圧回路だけ取り除いて使いたいと思っています。(ちなみに、300円のジャンク品なので文句は言えません。私の購入したものはコイルのガードが割れてたりします。)

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■リンギングノイズ
LCD_CLKのリンギングが結構入る。これが原因で誤動作していたのかは分からないが、誤動作すると嫌なので、ノイズ対策を行うことにした。「リンギング」という言葉を初めてしりました。(お恥ずかしい。ソフトエンジニアなので・・・)どうやら、抵抗を直接かますと改善されるようです。いくつかの種類を試してみましたが、100Ωがよさそうなので入れました。赤色の線が改善されたクロックの波形です。

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抵抗を入れるだけで、リンギングノイズが低減されたのは勉強になりました。

フルカラーではありませんが、かなり綺麗に表示できました。マイコンで直接表示していたときは、画像の揺れが気になりましたが、今回はほとんどありません。LCDコントローラはやっぱり便利・素敵です。