carcon999のブログ

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SH-2Aにカメラを接続する回路を考える

SH-2Aの回路図は公開されてないがマニュアルは手元にあるので、まずはカメラを接続するための回路を検討してみる。

カメラは、OminiVisionのOV9650との接続を考えてみることにした。上手く接続できるかは分からないが試してみないことには始まらない。考えるのは以下の機能毎に考えることにする。
『電源』『クロック』『リセット』『I2C(SCCB)』『ITU656』

■電源
カメラに2電源必要で、3.3Vと1.8Vが必要。3.3Vはそのまま使えるだろう。1.8Vは3.3Vから、レギュレータで作り出す。当面は安定化電源で代用してみる。

■クロック
カメラ側の外部クロックをSH-2A側で生成して供給できるか考えてみる。供給できれば部品を減らすことができる。SH-2Aには、『クロックパルス発振器』があり、分周して出力することができる。目的のクロックは27MHzであり、この供給クロックが、BT.656でデジタルデータを出力する場合のクロックになる。入力クロックが48MHzだとすると27MHzは中途半端で作り出すことができないようだ。24MHzなら作り出せそうだが、27MHzを要求されているので止めておく。結論としては、27MHzのクロックを別途用意することにする。

■リセット
リセット端子の処理をどうするか?リセットしたいケースは存在するが、SCCBインタフェースを利用してレジスタを書き換えればリセット可能なので、未接続(GND)で処理する。

■I2C(SCCB)
SH-2Aに『I2Cバスインタフェース3』があるので、そこれを利用することにする。3チャンネルあるので、利用し易い場所を選んで利用しよう。早すぎたりすると、カメラ側で受け取れないかもしれないが、転送レートを細かく設定できそうなので、大丈夫だろう。I2Cのプルアップ抵抗は・・・細かい求め方があるらしいが、2.7Kにしておく。
端子は、SCL2~SCL0と、SDA2~SDA0のどれか。

■ITU656
一番重要そうなこのデジタルI/F入力をどうするか?『ビデオディスプレイコントローラ3』でITU656が利用できる。DV_CLK、DV_VSYNC、DV_HSYNC、DV_DATA7~0に、カメラからの出力を全て入れる。ここはダイレクトで良いだろう。

★結論
ということで、SH-2Aを手に入れたら接続実験ができるように、以下を準備する。
・27MHzの発振装置
・2.7KΩの抵抗×2
・1.8V三端子レギュレータ
※まだ買ってませんが・・・来週買いに聖地へ行ってみよう。